第6回 瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』 2021年9月18日(土)〜25日(土)

コンセプト

この音楽祭は、次の4つの『つくる』を軸に活動を展開します。

聴く機会をつくる

・演奏会

 毎回の演奏会の感想からは、島嶼部では生の音楽を聴く機会が少なく、継続して開催をしてほしい、という声を多くいただいております。 より多くの方に生きた音楽を身近に感じていただけるよう、大人数の『し・ま・の・オーケストラ』から少人数の『し・ま・の・室内楽』まで様々な規模の企画を用意し、その場にあった形でお届けしていけたらと考えております。演奏会の招致を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。

・リハーサル

 当音楽祭では、室内楽やオーケストラの演奏会を開催するだけでなく、そのリハーサルをすべて公開しています。リハーサルには、演奏会を聴きに行くだけでは決してうかがい知ることのできない秘密がたくさん詰まっています。練習風景に興味のある方も、オーケストラ指導や室内楽について本格的に学びたい方も、演奏会を『創る』過程を、どうぞご覧ください。

奏でる機会をつくる

・ソリストオーディション

 音楽を専門に勉強する人にとって、特に協奏曲を学ぶにあたってオーケストラと共演できる機会は本当に少なく、希少な機会となっています。オーケストラと共演してみて初めて分かることは驚くほど多く、またソリストとして演奏会に責任を持つことも大切な経験となります。『し・ま・の・オーケストラ』ソリストを募集することで、できるだけ多くの方にその機会を提供していきます。

・楽器体験

 『し・ま・の・室内楽』学校公演では、即興打楽器アンサンブルなど、体験プログラムも行なっています。実際に参加してみることで、音楽を、難しいルールの必要ない、思ったままに自分を表現できる手段として身近に捉えてもらうきっかけとなることを願っています。

学ぶ機会をつくる

・『し・ま・の・オーケストラ』

 2日間の濃密なリハーサルのなかで、普段の演奏において見落とされがちなことをふんだんに織り交ぜ、全国から集まった音楽愛好家たち個人の音楽生活の、ひいてはそれぞれの所属楽団の活動がより豊かなものとなるよう指導が行われます。本番と同じホールで全ての練習を行い、オーディションで選ばれたソリストとともに 、ホールの残響への対応などたくさんのことを学びながら一丸となって演奏会を作り上げていきます。

・『し・ま・の・オーケストラ』公開リハーサル

 部活の先生や楽団の学生指揮者など音楽教育に携わる人の中には、練習の組み立て方や指導の進め方など、様々な疑問を抱える人が少なくないにもかかわらず、その疑問を解消する機会はほとんどありません。公開リハーサルでは、初対面のメンバーが集まってから翌日に本番を迎えるまでのすべての練習の様子を公開することで、それらの疑問についてのヒントを見つけていただければと願っています。また、希望があれば練習後の食事会にも参加し、練習時の発言や組み立ての意図などを直接講師に質問することが出来ます。

つながる機会をつくる

・『し・ま・の・オーケストラ』

 この企画は、全国各地から集まった音楽愛好家たちがしまで行う3日間の合宿を通して親睦を深め、ひとつになって演奏会を作り上げるものです。参加メンバーの輪は瀬戸内を中心に、北は仙台・南は沖縄まで広がっています。

・しまとしま

 瀬戸内の島々で同時に演奏会を行うことで、ネットワークを広げていきます。それぞれの島でご協力頂いた方々の輪がつながっていけば、一島では単独開催が難しいような企画を呼び込めるようになるなど、音楽に限らず、文化全般において今後さらなる展開が望めることでしょう。島嶼部全体としての文化的水準の向上に、少しでも寄与できればと願って、この活動を続けていきます。

 

創る音楽祭ロゴマークは、今治市伯方島地域おこし協力隊の有吉かな子さんの作品です。
瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』