第6回 瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』 2021年9月18日(土)〜25日(土)

実行委員会より

“しま”を盛り上げるために

瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』実行委員会では、“しま”に演奏を届けるだけでなく、「触れたいときに触れられる文化が“しま”の中にたくさんあること」を目指して活動を行っています。その中で、今後たくさんの企画を“しま”に呼び込んでいくためには、以下の4つのことが必要なのではないかと考えています。

①「有料の催しのチケットが売れる地域である」と周知されること。

当音楽祭では、生の芸術のもつ魅力に触れていただく機会として無料の学校公演や特別公演を多数開催する一方で、室内楽やオーケストラの「本公演」は、全て有料としています。
驚かれる方も多いのですが、実は公演を有料にすることで、運営上の負担はむしろ大きくなります。遠のいてしまうお客様がいらっしゃることや、施設利用料が割り増しになること、チケット取り扱いが必要になることなど、さまざまな面で開催へのハードルは高くなります。しかし、それでも有料開催を続けるのはなぜか?
それは、本格的な企画ほど採算を無視することが難しく、主催者がチケットの売れない地域を避けてしまうことにあります。こうした企画を呼び込むには、有料の企画に足を運ぶ習慣を多くの方に持っていただくこと、そして多くの主催者に「チケットが売れる地域である」と知ってもらう必要があります。
当音楽祭では、私たちが有料公演の実績を積み重ねることで、他の大小のすてきな企画を呼び込む流れにつなげたいと考えています。
ご賛同いただける方はぜひ、ご友人を誘って本公演のチケットをお買い求めになり、演奏をお楽しみください。

②会場施設の利用料金を、利用しやすい金額に設定していただくこと

地域には音響の素晴らしい会場がたくさんあります。しかし、その中には、集客力に対して利用料金が高額であるために活用されていないと思われるものもあります。
また、地元の方々で予約が埋まっている状況ではないのに、市外の利用者の利用料金が一律に割り増しになる施設もあります。
さらに、有料公演と無料公演を同日に行った場合はすべての利用料金が有料扱いになるなど、対象に合わせた企画を柔軟に立てにくい規則も存在します。
これらの問題の解決には仕組みから変える必要があり、時間がかかるかもしれません。
しかし私たちはまず、こういった原因がたくさんの企画を未然に遠ざけてしまうということを、多くの方に知っていただくことが重要だと考えています。

③地元にチケットの取り扱い所が整っていること

“しま”の中のホールでは、ホールの主催する演奏会以外のチケットの取り扱いがなされていません。また、大手のチケット取り扱いサービスに対応した商業施設もなく、有料演奏会の企画が大変困難でした。しかし、各島の販売店の皆様のご協力をいただき、2019年度音楽祭において「しまなみ海道全島での販売」が可能となりました。

2019年度音楽祭チケット取り扱い所

◆尾道   株式会社マスハラ楽器
◆向島   ゲストハウスがみがみ
◆向島   立花テキスタイル研究所
◆因島   坂井文具店
◆生口島  Cafe Terrasse
◆生口島  汐待亭
◆大三島  富士見園
◆大三島  よし川
◆大三島  DAISHIN(ダイシン)
◆伯方島  ソルトハウス
◆大島   Paysan
◆今治   登泉堂
◆松山   株式会社河合楽器製作所 愛媛店

ご協力いただいた皆様に、心より感謝いたします。今後企画される方の参考にしていただければと思います。今後、各会場でのチケットの取り扱いも可能になり、様々な企画が“しま”に来やすくなることを期待しています。

④地元スタッフの体制が整っていること

演奏会や演劇などの舞台芸術は、演者だけでは成立しません。受付や設営などをはじめ、様々な仕事を担うスタッフが必要です。現地スタッフがいないことで断念されてしまう企画も少なくありません。
ホールの活発な利用を促すためには、スタッフ体制を整えることもまた重要になってきます。地域においてそのような活動が展開されることを期待しています。当音楽祭では、スタッフ参加を募集しています。企画から現場スタッフまで、一緒に演奏会を創ってみたいという方を募っております。
全くの初めてという方も大歓迎。音楽祭の趣旨にご賛同いただける方はもちろん、ご自身で何かを企画されるための事前準備として関わってくださる方も大歓迎です。当音楽祭をお手伝いいただきながら、その経験を、さまざまな企画の土台として活用してください。きっと参考になることがあると思います。

みんなで音楽祭を創りましょう!“しま”を盛り上げましょう!ご応募をお待ちしています。

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瀬戸内『し・ま・の・音楽祭』